犬好きな方の中でも、根強い人気を誇る「チワワ」。その小さな体とクリクリの大きな目、一度見たら忘れられない愛くるしさが特徴の犬種です。日本国内でもトップクラスの人気を誇るチワワは、初心者でも飼いやすいといわれていますが、実際にはどんな性格で、どのように育てていけば良いのでしょうか？この記事では、チワワの特徴や性格、飼い方のポイントまで、詳しくご紹介していきます。
チワワは世界最小の犬種
チワワは「世界一小さな犬種」として知られています。成犬でも体重は約1.5kg〜3kgほどと非常に軽く、片手で抱えられるサイズ感が魅力です。その小ささから、マンションやアパートなどの限られた空間でも飼いやすく、都会暮らしの方にも人気があります。
とはいえ、小さいからといって華奢なだけではありません。意外と筋肉質で、活発に動き回るエネルギーも持ち合わせています。
チワワの性格は？甘えん坊で勇敢な一面も
チワワの性格は、まさに「ギャップの塊」とも言えるでしょう。一見するとおとなしく見えますが、実はとても活発で好奇心旺盛。そしてなにより飼い主への愛情がとても強く、甘えん坊な性格が多いのが特徴です。
一方で、警戒心が強く、知らない人や犬に対しては吠えてしまうことも。これは「番犬気質」とも言われ、家族を守ろうとする意識の現れでもあります。小さな体で大きな犬に立ち向かおうとする姿は、思わず胸が熱くなるほどの勇敢さです。
チワワは寒さに弱い？室温管理が重要
チワワはメキシコ原産の犬種で、寒さにとても弱いという特性を持っています。特に冬場は冷え込みに注意が必要で、室温管理や防寒対策が欠かせません。洋服を着せたり、暖かい毛布を用意したりすることで、体調不良を防ぐことができます。
また、床からの冷気が影響しやすいので、冬の間はフローリングにマットを敷くなどの工夫も効果的です。
チワワの健康管理と食事のポイント
チワワは比較的長寿な犬種で、平均寿命は12〜15年ほどといわれています。しかし、小型犬ならではの注意点もあります。特に「低血糖」になりやすいため、子犬の頃はこまめな食事が必要です。
また、体が小さい分、肥満になるとすぐに健康に影響が出やすくなります。高カロリーなおやつや人間の食べ物は与えすぎないようにしましょう。日々の食事は栄養バランスの整ったドッグフードを中心に、適量を守って与えることが大切です。
チワワの被毛の種類とお手入れ方法
チワワには「スムースコート（短毛）」と「ロングコート（長毛）」の2種類があります。スムースコートは被毛が短くて手入れが比較的簡単ですが、皮膚が乾燥しやすい傾向があります。ロングコートは美しい被毛が魅力的ですが、毎日のブラッシングが欠かせません。
どちらのタイプであっても、定期的なシャンプーと耳・爪・歯のケアを心がけることで、健康で美しい状態を保つことができます。
チワワとの暮らしを楽しむコツ
チワワとの生活は、とてもにぎやかで楽しいものです。彼らは飼い主の言葉や気持ちを敏感に感じ取り、まるで家族の一員のように寄り添ってくれます。声をかけると目を見て反応してくれたり、帰宅時には全力で喜びを表現してくれたりと、愛情豊かな毎日が待っています。
また、しつけやトレーニングも楽しみながら取り組むことができる犬種です。賢く、学習能力も高いため、トイレやおすわり、待てなどの基本的なしつけは比較的スムーズに覚えてくれます。おやつを使ったポジティブなトレーニングが効果的です。
チワワを迎える前に知っておきたいこと
チワワは小型犬のため、誤って踏んでしまったり、落下させてしまうだけでも骨折などの大きなけがにつながることがあります。家の中では段差や滑りやすい床に気をつけ、安全な環境を整えることが大切です。
また、飼い主に依存しやすい傾向があるため、過度な甘やかしは分離不安の原因になることも。適度な距離感とメリハリのある関係づくりがポイントです。
〜チワワの豆知識〜
頭に“りんご型ドーム”がある
チワワの頭部は丸く膨らんだ「アップルヘッド」と呼ばれる形をしていることが多いです。この丸い頭はチワワ特有の特徴で、ドーム型になっている頭蓋がチャームポイントのひとつです。
チワワは昔、神聖な犬とされていた
古代メキシコのアステカ文明では、チワワは「死後の世界へ導く存在」として神聖視されていました。死者と一緒に埋葬されることもあったとされるほどです。
チワワの“震え”は寒さだけじゃない
チワワはよく震えるイメージがありますが、寒さだけが理由ではありません。緊張・興奮・ストレスなどでも震えることがあり、感情表現の一部とされています。
チワワにも毛の長さにバリエーションがある
チワワには「スムースコート（短毛）」と「ロングコート（長毛）」の2種類があり、それぞれで性格の傾向も少し異なると言われています。スムースは活発、ロングはおっとり…なんて言われることも。
チワワは実はかなりの“頑固者”
小さくて可愛らしい見た目に反して、かなり自我が強い子も多いです。気に入らないことには断固として動かないこともあり、まさに「小さな王様」状態になることも。
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