名古屋の新名物!?「エスカレーター立ち隊」がじわじわ話題に

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名古屋の新名物!?「エスカレーター立ち隊」がじわじわ話題に

投稿日:2025年6月13日 | カテゴリー:ユニーク地方ニュース

エスカレーターに「立ち止まって!」を伝える新戦士たち

名古屋市が最近注目を集めているのが、公共施設や駅構内などに現れる「エスカレーター立ち隊」というユニークな集団です。
彼らの役割は至って真面目――それは、エスカレーターの安全な利用方法を広めること。しかしその啓発方法が思わず笑ってしまうほど斬新で、SNSでも「じわる」「名古屋っぽい」と話題になっています。

立ち隊とは?──その正体と行動

「エスカレーター立ち隊」は、専用のビブスを身につけた市職員やボランティアが、エスカレーターの片側(多くは左側)に“あえて”立ち続ける活動です。
通行をあえて妨げることで「歩かずに立ちましょう」というルールを体現するのが目的で、あくまで静かに、そして誠実に“立ち続ける”のが特徴です。
まるでパフォーマンスアートのようとも言えるその姿は、一見すると謎ですが、実は安全意識の啓発という極めて重要な任務を担っています。

なぜ名古屋で?──背景にある“左右問題”

東京や関西では、エスカレーターの「片側を空ける文化」が一般化しています。関東では左側に立ち、右側を急ぐ人のために空ける。関西では逆に右に立ち、左を空ける。
そんな中、「そもそもエスカレーターで歩くことが危険」という本来の前提が忘れられている現状に一石を投じたのが、名古屋市のこの取り組みです。

反応は?──ユーモア交じりの肯定派が多数

SNS上では、「名古屋らしい真面目なユーモア」として受け止められており、立ち隊の写真をアップする人も増えています。
中には「怖くて歩けなかったけど立ち隊がいて安心した」「なんだこれ…と思ったけど、考えてみたら正論」といった声もあり、じわじわと市民の理解と支持を集めつつあります。

立ち止まることは、優しさ。

名古屋市が掲げるキャンペーンのスローガンは、「立ち止まることは、思いやり。」。急ぐ人だけでなく、お年寄りや体の不自由な人にも安心して使ってもらえるエスカレーターにするために、この静かな活動は続きます。
真面目だけど、ちょっとクスッとくる。そのバランスが「名古屋らしさ」として光る素敵な取り組みではないでしょうか。

名古屋にお立ち寄りの際は、ぜひ「立ち隊」を探してみてくださいね。あなたの前に立つ誰かは、もしかしたら未来の安全を守る“無言のヒーロー”かもしれません。

 

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